日本語用論学会会員の皆様
12月3日(土)4日(日)と第14回日本語用論学会(特別講演:John W. Du
Bois先生(University of California, Sata Barbara)が京都外国語大学にて開
催されます。別便でお知らせしたとおりです。それに先立ち、12月2日(金)の
午後から、京都工芸繊維大学にて以下の予定で、ミニ・ワークショップとDu
Bois先生による講演会を行いたいと思います。つきましては、ミニ・ワーク
ショップでの発表を下記の趣旨で募集しますので、ふるってご発表、ご参加くだ
さい。
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12月2日(金)午後1時より:2〜3名の発表者を募集
ミニ・ワークショップのテーマと趣旨
テーマ:自然発話の文法
趣旨:近年、言語研究を実際の話し言葉データを用いて行うことの意義が多く
の研究者によって提唱され、日本国内の言語学者の間でもその認識は広まりつつ
あります。情報機器が発展した今日においては、個人の研究者が話し言葉データ
を収集することは、それほど難しいことではありません。また、一般に利用可能
な話し言葉コーパスの構築も、少しずつではありますが行われてきています。
しかし、話し言葉データに対して、どのように分析を行っていけばよいのか、
どうすれば研究としてまとまるのか、話し言葉データを使うメリットがどの程度
あるのか、といった点については、充分に知見が整理されているとは言い難い状
況です。そのため、話し言葉データを利用する研究者は決して多いとは言えず、
また、新たにこのアプローチの研究を実践するのは容易くありません。
今回のミニワークショップは、話し言葉データ用いた研究の実践方法に関して
意見交換および情報共有を行い、今後の日本国内でのこのアプローチの発展を促
す契機とすることを目的として企画されました。当日は、話し言葉を用いた言語
研究の第一人者であるJohn Du Bois教授をディスカッサントに迎え、有志2名な
いし3名による実践例の紹介とディスカッションを行います。使用言語は英語です。
発表申込:研究実践例の紹介を希望する方は、タイトルおよび要旨(英文
300〜500語ほど)を、田中廣明(京都工芸繊維大学)までメールにて添付ファイ
ル(Word, PDFファイルのどちらでもかまいません)送付して下さい。申し込み
締切は、2011年11月15日とします。研究の実践方法に関する意見交換・情報共有
が目的ですので、必ずしも完成した研究だけでなく、現在進行中の研究の紹介も
歓迎します。希望者多数の場合は、企画趣旨との適合性などと照らし合わせた上
で、選抜を行いますのでご了承下さい。
発表申し込みメールアドレス:htanaka@kit.ac.jp
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発表時間:20分、質疑応答:10分
日程と開催場所
2011年12月2日(金)
1.ミニ・ワークショップ「自然発話の文法」(発表言語:英語)
午後1:00〜2:30
Discussant: John Du Bois先生
2.John W. Du Bois先生(UCSB)講演会
午後3:00〜4:30
Corpus construction as discourse representation (Tentative)
(1は日本語用論学会後援、2は主催)
場所:京都工芸繊維大学(松ヶ崎キャンパス)60周年記念会館1階大講義室
http://www.kit.ac.jp/
交通案内
京都工芸繊維大学 松ヶ崎キャンパス
http://www.kit.ac.jp/01/01_110000.html
京都駅より
市営地下鉄烏丸線「国際会館」行きに乗車(約18分)「松ヶ崎駅」下車、徒歩約8分
(「松ヶ崎駅」の「出口1」から右(東)へ約400m、四つ目の信号を右(南)へ約180m)
ミニ・ワークショップ、講演会参加者募集
なお、当日参加していただける方は、人数確認をしたいと思いますので、上記
田中あてまで、11月30日までに、お名前、ご所属、参加希望と書いたメールをお
送りください。午後6時過ぎから、Du Bois先生を囲んで小規模な食事会を催した
いと思いますので(場所未定)、参加希望がありましたら、書き添えていただけ
ければ幸いです。
上記、参加費は無料です。また、日本語用論学会の会員資格も問いません。気
楽にご参加ください。
以上、
田中廣明 ( htanaka@kit.ac.jp )
京都工芸繊維大学
日本語用論学会 事務局長
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