日本語用論学会の皆様
大阪大学の秦 かおり先生よりご紹介がありましたので,
会員の皆様にご案内をお知らせいたします.
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第9回話しことばの言語学ワークショップの詳細が決まりましたので
お知らせ致します。皆様奮ってご参加下さい。
日時:
(1日目)9月4日(木)11:30?17:00:書き起こし講習会
(申込み定員に達しましたので締め切りました)
(2日目)9月5日(金)
10:00-10:30 ポスター設置と朝のコーヒーブレイク
10:30-12:00 高梨克也氏ご講演(90分)
12:00-13:00 ランチ
13:00-14:30 ポスターセッション(1)
14:30-15:00 コーヒーブレイク
15:00-16:30 ポスターセッション(2)
16:30-17:30 ポストポスターセッション
会場:大阪大学豊中キャンパス言語文化研究科A棟大会議室
http://www.osaka-u.ac.jp/ja/access/
参加費用:諸経費として500円程度集める可能性があります。
【講演】
講演者: 高梨克也(京都大学)
タイトル:話しことば研究の多角的展開のための試論
概要:
話しことば研究のもつ学際的なポテンシャルを明らかにするため,話し手による
話しことばに対して,聞き手の存在(基盤化),行為遂行の側面(言語行為論),
非言語行動との共起(マルチモダリティ),二人以上の聞き手の区別(参与構造),
参与者の社会的属性(成員性),会話に付随する活動(関与配分)といった観点
を順次追加していくことによって,話しことば研究を多面的かつ階層的に拡張し
ていくための見取り図を提示することを目指す.
【ポスターセッション】
[01]杉本巧(広島国際大学)「対話におけるメタファー表現の出現位置と機能?
テレビのインタビュー番組の分析を通して?」
[02]岡久太郎(京都大学)「談話における表現の解釈多様性 ―― 落語のオチ
に着目して ――」
[03]秦かおり(大阪大学)「「育てやすさ」の語りにみる役割意識と社会規範:
移民としての在英邦人女性を対象に」
[04]小田三千子(東北学院大学)「役割関係とことばについての一考察--Nixonと
Deanの場合」
[05]岩井恵利奈(青山学院大学)「大統領演説における「条件付きレリヴァンス」
的特徴とそれを利用した修辞的パフォーマンスの分析」
[06]劉礫岩(滋賀県立大学)「実況中継における「マーク行動」とそれによるコ
ミュニケーションの達成」
[07]坊農真弓(国立情報学研究所)・岡田智裕(国立情報学研究所)・菊地浩平
(国立情報学研究所)「手話相互行為における表現タイミングの微視的分析」
[08]安井永子(名古屋大学)「参与枠組みの変化に伴う指さしジェスチャー:語
り場面の事例からの一考察」
[09]種市瑛(立教大学)「視覚情報の有無がもたらす沈黙解釈の多義性:同一ト
ランスクリプト作成者の事例を通して」
[10]萩原孝恵(山梨県立大学)・カノックワン・L・片桐(チュラーロンコーン
大学)・池谷清美(チュラーロンコーン大学)「タイ人日本語学習者の話し
ことばコーパス構築に向けて」
[11]千々岩宏晃(大阪大学)「なぜ副詞は後ろに行ったのか -副詞の語順に関す
る会話分析の方法を用いた考察-」
[12]横森大輔(九州大学)・遠藤智子(日本学術振興会/筑波大学)「会話にみ
られる「なんだろう」のフィラー的用法について」
※奇数番号がセッション(1)、偶数番号がセッション(2)となります。
【ポストポスターセッション】
ポスター発表の後、「ポストポスターセッション」の時間を設けます。
ポストポスターセッションの司会は愛知大学の片岡邦好氏です。発表者同士が研
究の関連性を話し合ったり、全体像をまとめたりといった話し合いの場にしたい
と考えています。片岡氏や高梨克也氏を交え参加者全員で、ポスター発表で得た
ことや疑問について情報を共有し、インタラクティブな意見交換を行います。
※5日は事前の参加申込は必要ありません。当日直接お越し下さい。
問い合わせ先:<hanashikotoba2014@gmail.com>
(@を全角から半角に直して送信してください)
話しことばの言語学運営委員会
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