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Date: Wed, 21 Jan 2015 00:00:26 +0900
From: 日本語用論学会広報 <webmaster@pragmatics.gr.jp>
Subject: [PSJ-News:00147] 日本語用論学会東北地区研究会 国際シンポジウム「言語学者によるメディア・リテラシー研究の最前線?ポスト3.11の視点?」のお知らせ(再送)
Sender: t.kanamaru@gmail.com
To: psj-news <psj-news@pragmatics.gr.jp>
Message-Id: <CANFDreomeOEQOKws6L6w43itvLC02JfKLLdjSYL46LqnaMFG=g@mail.gmail.com>
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日本語用論学会の皆様

日本語用論学会東北地区研究会の企画として、以下のような
国際シンポジウム* を予定しております。みなさまのご参加を
お待ちしております。
*東北大学大学文学研究科日本語教育学講座 主催



2014年度 日本語用論学会 東北地区研究会のお知らせ
                   東北地区担当 名嶋義直(東北大学)


 このたび,東北大学大学院文学研究科の企画として「言語学者によるメディア・
リテラシー研究」に関する国際シンポジウムを開催する運びとなりました。ドイツ・
オーストラリアからの日本人研究者2名と国内諸大学の研究者5名が登壇いたしま
す。語用論と関連の深いテーマですので,このシンポジウムを2014年度 日本語用
論学会 東北地区研究会としても位置づけ,ご案内を申し上げる次第です。
 皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。どうかよろしくお願い申し上げます。

--------------------シンポジウム・研究会の概要--------------------
●シンポジウム名
国際シンポジウム:言語学者によるメディア・リテラシー研究の最前線
         ?ポスト3.11の視点?

●日時:2015年3月22日(日) 10時より16時半まで

●会場:仙台国際センター

●企画の狙い
近年,メディア・リテラシーの重要性が叫ばれています。その問題意識のもと,
メディアによる情報操作の実態を,言語分析のツールを活用して丹念に記述し,そ
こから浮かび上がってくる姿を冷静に論じたいと思います。そしてそれを通して,
批判的な読みの実践例を示し,それを参加者に体験してもらうことで,最終的には
参加者自身が「情報を自分の生きている社会と関連づけて読み解き,考え,判断す
る」という「批判的読解力」,すなわち本当の意味での「生きる力」を獲得できる
ような支援を提供できればと思います。

●シンポジウムの概要
言語研究者・言語教育者を最大7名登壇します。それぞれ「文法論」・「語用論」・
「談話分析」・「日本語教育」等を専門としているが,メディア・リテラシー教育
の重要性という点で問題意識を共有しています。そこで,各パネリストが,多様な
テクストとそこに観察される言語事象に着目し,多角的な手法を用いて,3.11以後
のメディア言語における情報操作の構造を言語科学的に解き明かし,社会の諸問題
から目を逸らそうとする「誰かの意図や誘導」の実態を論じます。そして,それら
から身を守るスキルを読者に提供することを目指します。


●登壇者・所属・テーマ(50 音順,予定,使用言語は日本語)
庵 功雄(一橋大学):中国をめぐるマスコミの言説 ? NHK「時論公論」の場合 ?
今村和宏(一橋大学):平和と脱原発を考えるためのメディア・リテラシー
大橋 純(オーストラリア メルボルン大学):クールジャパン政策が覆い隠すもの
神田靖子(大阪学院大学):原発事故をめぐる新聞記事 何が本当のところか
高木佐知子(大阪府立大学):ホームページにみる企業文化の表象
              ? グローバル企業のアイデンティティとイデオロギー ?
名嶋義直(東北大学):安倍首相の特定秘密保護法に関する記者会見について
野呂香代子(ドイツ ベルリン自由大学):鹿児島県知事の川内原発再稼働承認
                    記者会見について

●主催と連絡先
東北大学大学文学研究科
日本語教育学講座 名嶋義直
電話:022-795-5992

●補足
本シンポジウムは地域社会への貢献という点から一般公開の形で開催いたします。
したがいまして,参加者は研究者ばかりではございません。一般の方々がそれなり
の数で参加すると思われます。登壇者もそのことを踏まえて発表をいたします。
ご参加くださる場合は,その趣旨をご理解の上,よろしくお願い申し上げます。
みなさまのご参加をお待ちしております。


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