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Date: Tue, 23 Aug 2016 11:28:52 +0900
From: 尾谷昌則 <masa.odani@gmail.com>
Subject: [PSJ-News:00232] 「第47回 メディアとことば研究会」のお知らせ(概要あり)
To: psj-news <psj-news@pragmatics.gr.jp>
Message-Id: <CAGLeuOb=kj4DTzR-jpNOUPbL5f99h9ZKNja_RyT7K5nEqtMy_g@mail.gmail.com>
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日本語用論学会の皆さま

大阪大学の秦かおり先生より、「第47回 メディアとことば研究会」の概要についてご紹介がありましたので、会員の皆様にご案内申し上げます。

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みなさま、

以前お知らせいたしました第47回メディアとことば研究会レクチャーの
概要は下記の通りとなります。奮ってご参加ください。

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第47回 メディアとことば研究会

日時:2016年9月2日(金)13:30-15:30
場所:大阪大学大学院言語文化研究科 A棟2階大会議室(豊中キャンパス)
http://www.osaka-u.ac.jp/ja/access/toyonaka/toyonaka.html

ゲスト:金水 敏(大阪大学大学院文学研究科 教授)
題目:「フィクションにおける話し言葉ー役割語とキャラクター言語ー」

概要:
2003年の『ヴァーチャル日本語 役割語の謎』以来、「役割語」の概念は他の研究者や創作者や学生らとの対話を重ねるなかで、どのように修正されてきただろうか。
 発表者は、2003年の役割語の定義のなかで漠然と捉えられてきた「主体」や「属性」の問題をより精緻化し、「言語コミュニティーの大多数が共有する、社会的・文化的ステレオタイプを反映した言葉づかい」と定義し直すことを考えている。その結果として、実際のフィクションに現れるキャラクターの話し方は、しばしば典型的な役割語からずれていたり、一見、まったく既存のどの類型とも関わらないように見えたりするという現象が逆に照らし出されることとなった。
 筆者は、学部生の演習を重ねるなかで、役割語を補助線として使いながら、キャラクターの言語を分析することによってフィクションを内側から読み解く技術について構想している。その一環としての「村上春樹翻訳調査プロジェクト」を中心に、現在進行中の仕事についてお話しさせていただきたい。

尚、当日参加も大歓迎ですが、準備の都合上、
ご参加希望の方はmedialalala@gmail.comに9月1日(木)までに

1.お名前
2.ご所属

をお知らせいただけましたら有り難く思います。

当日お会いできるのを楽しみにお待ちしております。

メディアとことば世話人一同
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以上です。