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Date: Tue, 27 Feb 2018 19:24:05 +0900
From: 尾谷昌則 <masa.odani@gmail.com>
Subject: [PSJ-News:00359] 日本語用論学会 メタファー研究会のお知らせ
To: psj-news <psj-news@pragmatics.gr.jp>
Message-Id: <CAGLeuObUew4X9Qv=LENhst46VLcyNqwgL+gh4VAeFvwna08Ewg@mail.gmail.com>
X-Mail-Count: 00359

 日本語用論学会会員の皆さま

(首記イベントのアップデートです。すでにお申込みの方、ご覧になった方はご容赦ください)

3年目を迎える日本語用論学会 メタファー研究会
では、メタファーとも関連の深い「身体性」をテーマにシンポジウムを行います。シンポジウムは18日の午後から始まりますが、その日の午前中には9件の口頭発表が行われます。

場 所: 関西大学千里山キャンパス第1学舎1号館(A棟)A601
日 時: 3/18(日)(9:00-12:00) 13:15-18:00(+懇親会) 3/19(月)10:00-16:30
参加費: 無料(どなたでも参加できます)

https://sites.google.com/site/metaphorstudy/home
(『メタファー研究会』で検索)

ご講演には身体性の著名な論者、御三方をお招きしました。
菅原和孝先生には、身体慣用句/身体隠喩として、アフリカ狩猟採集民グイの社会生活からお話をいただきます。また、三嶋博之、河野哲也両先生には、それぞれアフォーダンス、哲学の観点からメタファーがどう位置づけられるのか論じていただきます。

そのほか、心理学、人類学、哲学、宗教学,脳科学などから以下の方々が、身体性について発表、討論されます。

細馬宏通(人間行動学)、菅村玄二(身体心理学)、福島宏器(生理心理学)、篠原 和子(言語学/心理学)、鍋島弘治朗(認知言語学)、楠見
孝(教育心理学)、三村 尚彦(現象学)、村川治彦(身体教育学/宗教学)、串崎真志(臨床心理学)

2日間にわたるシンポジウムの最後には、異なる分野の先生方からのコメントだけでなく、全体討論の時間もたっぷりと取りました。

学問分野を越えて、身体性やメタファーにご興味のある方には、非常に刺激的なイベントとなることと思います。参加は無料です。ぜひご参加ください。

・プログラム(敬称略)

*3**月**18**日(日)*

9:00-12:00   「若手」発表

タイトル

登壇者

   9:00- 9:20

 身体性に基づく「人間は植物」の概念メタファーに関する認知言語学的研究―植物に関わる慣用表現を中心に―

段静宜(関西外国語大学)

   9:20- 9:40

 Gendlin のメタファー論における身体性?「状況」概念への着目を通して?

岡村心平(関西大学)

   9:40-10:00

 形状としての丸と四角が自己の対人環境に関する印象に及ぼす影響

岡村靖人(追手門学院大学)

  10:00-10:20

比喩表現を用いた「生きづらさの語り」の生成プロセス:相互行為をとおして

合崎京子(立教大学)

 10:20-10:40

 「感じる」を指標とするメタファー用例の収集とその分析

菊地礼(中央大学)・浅原正幸・加藤祥(国立国語研究所)

 10:40-11:00

 色彩表現からみた“literal”と“figurative”の連続性について

 三田寛真(東京大学)

 11:00-11:20

 日本手話の思考と理解のメタファー

高嶋由布子(日本学術振興会・東京学芸大学)・川口聖(関西学院大学)

 11:20-11:40

 相互行為における環境・他者の身体特性の利用について

牧野遼作(早稲田大学)

 11:40-12:00

 コミュニケーションにみられる自己組織化:身体協調の観点から

児玉謙太郎(神奈川大学)・清水大地(東京大学)・牧野遼作(早稲田大学)

12:00-13:15  昼食

13:15-14:45 *特別講演1*

 「身体慣用句/身体隠喩の資源目録と日常談話におけるその用例―南部アフリカ狩猟採集民グイの社会生活から―

菅原和孝(京都大学名誉教授)

14:55-18:00 シンポ in シンポ

      14:55-15:25

「動作と感覚の身体化メタファー:身体心理学の観点から」

菅村玄二(関西大学)

      15:25-15:55

「身体性メタファー理論(EMT)は認知メタファー理論(CMT)とどこが違うのか」

鍋島弘治朗(関西大学)

      16:00-16:30

「脳の中のシンボルと身体」

福島宏器(関西大学)

      16:30-17:00

「運動調整仮説:音韻の枠組みはどのように動作に用いられるか」

細馬宏通(滋賀県立大学)

      17:05-18:00

全体討論

移動

18:30-20:30

 懇親会@居酒屋すっぽん

 懇親会費 一般 3,000円

学生 2,000円

*3**月**19**日(月)*

 時間

タイトル

 登壇者

10:00-11:30 *特別講演2*

「高次不変項:知覚されるメタファー」

三嶋博之(早稲田大学)

11:35-12:05 発表

「音象徴と身体性」

篠原和子(東京農工大学)

12:05-13:15

昼食

13:15-14:45 *特別講演3*

「知覚に先んじるメタファー:ガストン・バシュラールの物質的想像力」

河野哲也(立教大学)

14:55-16:30 2日間全体討論

指定討論者 串崎真志(心理学)・三村尚彦(哲学)・村川治彦(身体教育学)

 16:30 終了



※『メタファー研究』への論文投稿に関して
本シンポジウムへの発表を中心に『メタファー研究』の身体性特集号を発行する予定です。身体性に関する研究をまとめる総覧的な号にしたいと思いますので
、発表以外にも様々な分野からの投稿を広く募集いたします。投稿の詳細は当日シンポジウムで発表いたします。

※『メタファー研究』への論文投稿に関して

本シンポジウムへの発表を中心に『メタファー研究』の身体性特集号を発行する予定です。身体性に関する研究をまとめる総覧的な号にしたいと思いますので、発表以外にも様々な分野からの投稿を広く募集いたします。投稿の詳細は当日シンポジウムで発表いたします。
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