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Date: Tue, 26 Jun 2018 19:00:45 +0900
From: 尾谷昌則 <masa.odani@gmail.com>
Subject: [PSJ-News:00383] 『自然会話分析と言語社会心理学』ー言語社会心理学研究会発足シンポジウムーのご案内
To: psj-news <psj-news@pragmatics.gr.jp>
Message-Id: <CAGLeuOZCszE6OCC97paCn=2-Qr52JOXHB=QaOdgvxxpKtQ7cyw@mail.gmail.com>
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日本語用論学会会員の皆さまへ

国立国語研究所宇佐美まゆみ研究室より、 「
『自然会話分析と言語社会心理学』ー言語社会心理学研究会発足シンポジウムー」の案内を頂きましたので、皆さまにお知らせ致します。
 重複して受信なさっている場合は、何卒ご容赦ください。

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皆さま

このたび、国立国語研究所日本語教育研究領域では、言語社会心理学研究会発足記念シンポジウムを以下のとおり開催することになりましたので、お知らせします。皆様のご参加をお待ちしております。

■『自然会話分析と言語社会心理学』―言語社会心理学研究会発足シンポジウム―

日時:平成30年7月14日 (土) 13:00?18:00
会場:東京外国語大学 研究講義棟 115教室
交通案内 http://www.tufs.ac.jp/abouttufs/contactus/access.html

【趣旨】
社会の中に生きる人間を言語を通して探究する「言語社会心理学」という分野を中心に主に自然会話分析研究を続けてきた研究グループが、この度、「言語社会心理学研究会(Social
Psychology of Language and Discourse:
SPLAD)という研究会(会費無料、小規模の研究会の開催、MLで研究関連情報を配信)を立ち上げることになりました。その発足記念シンポジウムを下記の要領で行います。BTSJ(基本的な文字化の原則)や、BTSJ話し言葉コーパスを利用している方はもちろん、自然会話の分析や、言語の社会心理学的な分析や研究に興味のある方は、是非、奮ってご参加ください。

【プログラム】
●第一部 講演13:00?14:50

13:00?13:10
開会の辞
宇佐美まゆみ(国立国語研究所)

13:10?13:30
講演:言語社会心理学研究会立ち上げについて
宇佐美まゆみ(国立国語研究所)

13:30?14:10
基調講演
「言語への社会心理学的アプローチ」
岡本真一郎(愛知学院大学)
言語的コミュニケーションに対する、社会心理学的な観点からのアプローチについて述べる。具体的現象としては、他者の領域に関わる表現やアイロニーを取り上げたい。これらはポライトネスとも関わる問題である。実験的な手法を用いることにより、?状況的要因を整理してその影響を体系的にできる、?直感的な適否の判断に統計的なデータを加えることにより、表現の状況的使い分けに関してより精密な議論が可能になる、ということを指摘する。そして、社会心理学的手法の利点を言語行動の研究に生かしていく可能性について論じたい。

14:10?14:20 休憩

14:20?14:50
講演
「自然会話コーパスへの言語社会心理学的アプローチ」
宇佐美まゆみ(国立国語研究所)
言語への心理学的アプローチというと、実験的な手法や質問紙調査がイメージされやすい。事実、心理学分野において、自然会話コーパスのデータを使った研究というのは、ほとんど見られないと言っても過言ではない。しかし、心理学的アプローチというものを、「人間の探究を目指す、実証的アプローチ」というふうに読み変えると、「会話の分析」についても、会話データにコーディングを施し、数量的に処理することによって、記述統計量を算出したり、統計的検定を行うなど、より実証的な研究を行うことは可能である。ここでは、「言語行動を通して、社会の中に生きる人間」を探究することを目的とする「言語社会心理学」の位置づけを示した上で、「自然会話コーパスへの言語社会心理学的アプローチ」について??!
 ?じる。

14:50?15:00 休憩

●第二部 第8回 BTSJ活用方法講習会 15:00?18:00
近年、自然会話をデータとする様々な観点からの研究が増えてきていますが、会話の文字起こし作業には膨大な時間と労力がかかります。特に会話を定量的に分析する場合、大量の文字化資料をコーディングし、それらの分析項目を集計して統計処理を行うといった一連の手順を踏むため、細かく精緻な作業が求められます。このような状況を踏まえて、自然会話の文字化資料作成、及び、定量的な分析を効率的に進めるために開発されたのが、基本的な文字化の原則
(BTSJ : Basic Transcription System for Japanese) に基づいた『BTSJ
文字化入力支援・自動集計・複数ファイル自動集計システムセット』 (自然会話分析のための文字化入力支援と基本的な分析項目の自動集計ツール)
です。
本システムは、エクセルが使える方であれば、どなたでも簡単に操作することができます。本システムを用いると、入力支援機能などによって効率よく文字化ができ、比較的量の多い複数の話し言葉データのコーディングを自動集計することができます。また、BTSJ
とは異なる方法で文字化した資料をテキスト形式でお持ちの方は、一部修正作業を行うことによって、本システムを用いて分析項目を自動集計することが可能になります。そのため、会話の分析時間を格段に短縮することができ、会話を多角的に考察することが可能になります。

【お申し込み】
人数把握のため、事前申し込みをお願いします。
ご参加を希望される方は、下記URLにて必要事項をご入力ください。なおご記入いただいた情報は、受付事務および催し物のご案内以外には使用いたしません。
(教室の都合で、締め切りとさせていただく場合もありますので、どうぞお早めにお申込みください。席に余裕がある場合は、当日の参加も可能です。)


お申し込みについて
第一部と第二部の申し込みは別々になっていますのでご注意ください。
第一部と第二部のいずれかのみのご参加も可能です。

ご参加を希望される方は、こちらの参加受付フォームからお申し込みください。
第一部:https://goo.gl/forms/HRvrUjLcFolcBzjy2
第二部:https://goo.gl/forms/cYox57Qe9qGdX4rL2

締め切り : 7月10日 (火曜日)
参加費 : 無料


お問い合わせ
国立国語研究所 宇佐美まゆみ研究室事務局
usamiken.jimu[at]ninjal.ac.jp [at]を@に変えてください。
	

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