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Date: Tue, 25 Dec 2018 10:23:31 +0900
From: 尾谷昌則 <masa.odani@gmail.com>
Subject: [PSJ-News:00433] 慶應言語学コロキアム「意味論における内在主義と外在主義」のお知らせ
To: psj-news <psj-news@pragmatics.gr.jp>
Message-Id: <CAGLeuOZbnw7DwnYzctQjhPziExfc30-UA--c7qcvD3qs3D=MxQ@mail.gmail.com>
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日本語用論学会会員の皆さま
(※ML専用アドレスから配信しておりますので、本メールへの返信はご遠慮ください。)

田中廣明先生(京都工芸繊維大学)より、慶應言語学コロキアム「意味論における内在主義と外在主義」のご案内を頂きましたので、会員の皆さまにお知らせ致します。
なお、重複してお受け取りの場合は、何卒ご容赦下さい。

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言語学コロキアムの開催(2019年1月12日・13日)
http://www.icl.keio.ac.jp/colo/2018/11/201911213.html

下記のとおり言語学コロキアムを開催いたします。ふるってご参加下さい。

演題: 意味論における内在主義と外在主義
Internalism vs. externalism in semantics
講師: 西山 佑司 氏(慶應義塾大学名誉教授・明海大学名誉教授)
日時: 2019年1月12日(土)・13日(日) 13:00―18:30
会場: 慶應義塾大学三田キャンパス 北館3階大会議室
*参加費無料・事前申込不要
(会場にて参加者カードへの記入が必要となります)

「Chomskyは意味の問題を無視し、専ら形式的な統語論ばかりに集中している」はいわゆる認知言語学 (cognitive linguistics)
サイドからしばしば生成言語学に対してなされるコメントである。実際、Chomsky自身、(1)を主張することもあり、そこから「生成言語学では意味論はなくなった」と考える向きもすくなくない。ところが、Chomskyは、別のところでは、(2a)とも述べ、また最近では(2b)のようなことまで主張する。

(1) 自然言語には統語論と語用論のみがあり、意味論はない。Chomsky (2000)
(2) a. 私は、もっとも初期の研究以来ずっと意味の問題に深い関心を寄せてきた。
b. 言語は、(音や他の外在化様式を伴う)意味である。Chomsky (2014)

本講義の目的は、一見矛盾しているように見える(1)と(2)の言明はなんら矛盾していないことを論じ、その議論を通してChomskyの意味論観を、言語哲学的背景をも踏まえて総括することにある。(講義内容の詳細については裏面を参照。)

[スケジュール]
第一日目
1. Chomskyの言語科学方法論
  2. 外在主義的意味論 (externalist semantics)
3. 内在主義的意味論 (internalist semantics)
第二日目
  4. 言語学的意味論で扱うべき具体例
  5. Chomskyと語用論
  6. 意味についての自然主義的な科学はどこまで可能か

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