Index: [Article Count Order] [Thread]

Date: Sat, 2 Feb 2019 10:33:58 +0900
From: 尾谷昌則 <masa.odani@gmail.com>
Subject: [PSJ-News:00442] ベネファクティブとポライトネス研究集会のご案内
To: psj-news <psj-news@pragmatics.gr.jp>
Message-Id: <CAGLeuOaCTBBcxWwywWm-1cqAP5eUO2QLMywcPAPEawLnHWtdog@mail.gmail.com>
X-Mail-Count: 00442

日本語用論学会会員の皆さま
(※ML専用アドレスから配信しておりますので、本メールへの返信はご遠慮ください。)

滝浦真人先生(放送大学)より、「ベネファクティブとポライトネス研究集会」のご案内を頂きましたので、会員の皆さまにお知らせ致します。
なお、重複してお受け取りの場合は、何卒ご容赦下さい。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

今年もベネファクティブとポライトネスを
考えさせていただいてもよろしいですか?(仮)
[正式名称: ベネファクティブとポライトネス研究集会]

主催:毎年考えさせていただこう会
[正式名称: ベネファクティブとポライトネス研究会
@法政大学文学部・椎名研究室]

日時: 2019年3月11日(月) 13:00〜17:30
場所: 法政大学市ヶ谷キャンパス 富士見ゲート G401教室
演し物: (今年はすべて新ネタです!)

1300   挨拶・紹介
1305   ? 飯間浩明ゲスト(国語辞典編纂者)
      「させていただく」がなかったら日本語の敬語は崩壊するって本当ですか

「させていただく」はもう60年以上罵倒されている。どんなことばも、これだけ長い年月が経てば、定着するかフェードアウトするかしそうなものだ。実は、日本語の敬語体系は「させていただく」に大きく依存している。このことばが日本語にとって大恩人であることを明らかにする。

1335   ? 塩田雄大メンバー(NHK放送文化研究所)
       “させていただく” への認識をめぐる年代差・地域差 (仮)

「させていただく」に対する違和感・親近感と属性差をめぐり、これまでの事例や全国調査結果、また「食べログ」での記述様相などを材料として論じてみる。

1405   質疑1

1420   休憩1

1435   ? 滝島雅子メンバー(NHK放送文化研究所)
      美化語の使用意識と受け止め意識?放送における美化語の意識調査から? (仮)

敬語全体が丁寧語化するなかで、敬語接頭辞の「お」「ご」の使用が増加傾向にある。放送における美化語の使用に注目して、インタビュー調査からその意識を探る。

1505   ? 椎名美智メンバー(法政大学)
      『サザエさん』に見る(イン)ポライトネスの歴史語用論研究:
       ベネファクティブと呼びかけ語に着目して

『サザエさん』全45巻をめくりながら、「授受動詞の中でヤル・アゲル系が使いにくくなってきたのではないか?」との問いを考える。本動詞から補助動詞への展開を観察し、呼びかけ語に見られる人間関係の距離感をポライトネスの観点から考察する。

1535   質疑2

1550   休憩2

1605   ? 滝浦真人メンバー(放送大学)

      ポライトネスの原理・原則と日本語: ベネファクティブと敬意漸減
巷間散見される「ポライトネス原則」の“日本語転倒説”が誤りであることを示し、代替的な解釈を示す。その上で、ベネファクティブの史的展開が敬意漸減プロセスであることを、アゲル系の通時的変化を例に論じる。

1635   ? 荻野千砂子ゲスト(福岡教育大学)

      「上げる」はどのようにして授受動詞化したか
江戸時代前期には、「まいらす」「取らす」「進じ(ぜ)る」が一般的で、補助動詞用法もあった。一方「上げる」は年貢納めなどの場面に限られる。「上げる」が授受動詞化するまでの過程を考察する。

1705   質疑3

1720   閉会   1730


※怒る方や絡む方はご遠慮させていただいております。

※メールによる事前申込みをお願いいたします(3/7〆:資料配布や会場案内などの件で後日ご連絡させていただきます)。
benefactive.politeness@gmail.com 毎年考えさせていただこう会



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼ 本メールへの返信はご遠慮ください。(ML配信専用アドレスです)
当学会へのお問い合わせは、下記のアドレスにお願いします。
▼ DO NOT REPLY to this e-mail.   If you have any questions,
   please e-mail us at "webmaster -at- pragmatics.gr.jp"
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼問い合わせ先
会員管理室: psj -at- outreach.jp
学会事務局: secretary -at- pragmatics.gr.jp
広報委員会: webmaster -at- pragmatics.gr.jp
ML配信依頼: webmaster -at- pragmatics.gr.jp
――――――――――――――――――――――――――――――
▼登録情報の変更
住所・連絡先・会員ステータスの変更は、「会員専用ページ」
にログインしてから、ご自身でお願いします。
https://science-cloud.com/psj/mypage/
――――――――――――――――――――――――――――――
▼ 日本語用論学会公式ホームページ
http://pragmatics.gr.jp/
――――――――――――――――――――――――――――――
▼『語用論研究』(SIP) バックナンバー
http://pragmatics.gr.jp/journal/backnumbers/
――――――――――――――――――――――――――――――
▼「NEWSLETTER」バックナンバー
http://pragmatics.gr.jp/archive/newsletter.html
――――――――――――――――――――――――――――――
▼PSJ 広報用Twitterアカウント
https://twitter.com/psjoffice
――――――――――――――――――――――――――――――
	

442_2.html (attatchment)(tag is disabled)