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Date: Fri, 17 May 2019 22:13:09 +0900
From: 尾谷昌則 <masa.odani@gmail.com>
Subject: [PSJ-News:00467] シンポジウム『ことばの詩、生活の詩、社会の詩―日常の中のポエティックス』のお知らせ
To: psj-news <psj-news@pragmatics.gr.jp>
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日本語用論学会会員の皆さま
(※ML専用アドレスから配信しておりますので、本メールへの返信はご遠慮ください。)

片岡邦好先生(愛知大学)より、
シンポジウム『ことばの詩、生活の詩、社会の詩―日常の中のポエティックス』
のご案内を頂きましたので、会員の皆さまにお知らせ致します。なお、重複してお受け取りの場合は、何卒ご容赦下さい。

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愛知大学では以下のシンポジウムの開催を予定しております。
奮ってお越し下さい。

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愛知大学人文社会学研究所シンポジウム
『ことばの詩、生活の詩、社会の詩―日常の中のポエティックス』
2019 年 6月1 日 (土) 13:00?17:30
※開場 12:30

趣旨:
「日常の中の詩」をテーマに、言語人類学・談話研究を専門とする国内の研究者が、文学とは異なる視点から「詩的なるもの」の遍在を日常の言語・身体使用からあぶりだす。それにより、人間の普遍的な指向性としての「詩」を再検討する。

開催会場: 愛知大学 豊橋校舎 研究館 1階 第1?2会議室
※定員 40名 申込不要・入場無料

プログラム
13:00 - 13:10 宇佐美 一博 (愛知大学人文社会学研究所所長)
開会あいさつ
13:10 - 13:40   片岡 邦好(愛知大学)
「はじめに: 日常の中の(エスノ)ポエティックス概観」
13:40 - 14:20   榎本 剛士(大阪大学)
「生徒とネイティブ・スピーカーの詩的な出会い」
14:20 - 15:00   高梨 博子(日本女子大学)
「観光の詩的パフォーマンス:日米欧の都市の事例から」
15:00 - 15:20
休憩
15:20 - 16:00   古川 敏明(早稲田大学)
「ハワイの声:メディアと先住民語の再活性化」
16:00 - 16:40   武黒 麻紀子(早稲田大学)
「石垣島の豊年祭にみるポエティックス」
16:40 - 17:10
質疑応答・全体討議
17:10 - 閉会あいさつ

--------要旨--------

『ことばの詩、生活の詩、社会の詩―日常の中のポエティックス』
<愛知大学 人文社会学研究所主催シンポジウム>

● 片岡 邦好(愛知大学)
「はじめに:日常の中の(エスノ)ポエティックス概観」
本企画では、「詩」をことばによる個人の創作としてではなく、さまざまな記号との協働による(意識的/無意識的な)社会的相互行為と考えます。そのような「詩」は、(1)
有相無相の「テクスト」(認識可能となった表出形式)を、(2)
言語、身体、事物、環境との協働を通じて湧き出る実践知と捉えることができます。その視点から従来の知見や取り組みを見渡し、詩的パフォーマンスを解き明かすことの社会的意味を考えます。

● 榎本 剛士(大阪大学)
「生徒とネイティブ・スピーカーの詩的な出会い」
私たちの日常は、「詩(ポエティックス)」で溢れています。むしろ、「ポエティックスが私たちの日常に形を与えている」と言っても過言ではありません。この発表では、「学校」という場所で行われる「英語の授業」において「生徒」と「ネイティブ・スピーカー」が出会う、という詩を鑑賞してみたいと思います。生徒たちは一体、何と出会ったのか?この問いに対する答えは、実は、思ったほど当たり前ではないのかもしれません。

● 高梨 博子(日本女子大学)
「観光の詩的パフォーマンス:日米欧の都市の事例から」
ことばや文化を異にする他者が初めて出会うとき、どのようなポエティックスが生まれるのでしょうか。本発表では、日米欧の観光都市で、旅行者が地元の人と交流するケースを取り上げます。このような非日常の時空間で繰り広げられる詩的パフォーマンスを、メタレベルを含む多様な表出形式・構造による「響鳴」の観点から分析し、「観光」という経験が、ふるまいの「型」の発現とともに協働で枠づけられていくことをみていきます。

● 古川 敏明(早稲田大学)
「ハワイの声:メディアと先住民語の再活性化」
ハワイは観光地のイメージが強いですが、何語が話されていると思いますか。アメリカ合衆国の州だから英語でしょうか。実はハワイは英語に加え、先住民のハワイ語や日本語など移民たちの継承語が用いられる多言語な社会です。本発表ではハワイ語の再活性化の取り組みと実際の使用場面について、特にカ・レオ・ハワイ(ハワイの声)というラジオ番組を中心に紹介します。マルチリンガルなハワイ語話者たちによる日常の具体的なふるまいを描出します。

● 武黒 麻紀子(早稲田大学)
「石垣島の豊年祭にみるポエティックス」
日本の南西端に位置する八重山諸島は『詩の国・歌の島・踊りの里』と言われてきました。本土や沖縄本島とは異なる歴史、音楽、方言を持つこの地域には、日本語で主流とされてきた所謂「奇数型」とは別のポエティックスの『型』もあるように思われます。八重山の一つ、石垣島の豊年祭でのことばをジェスチャーや韻律も含めて分析する本研究では、そこに「偶数型」の可能性を見出し、ポエティックスが環境や地域に伝わる神話と交わる点を考察します。

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お問合せ先:愛知大学人文社会学研究所   愛知県豊橋市町畑町 1-1
Email: irhsa@ml.aichi-u.ac.jp
URL: https://taweb.aichi-u.ac.jp/irhsa/


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