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Date: Thu, 13 Jun 2019 22:22:02 +0900
From: 尾谷昌則 <masa.odani@gmail.com>
Subject: [PSJ-News:00479] 第18回 対照言語行動学研究会 (JACSLA)のご案内
To: psj-news <psj-news@pragmatics.gr.jp>
Message-Id: <CAGLeuOYCHS21Fij7E=MUJQH+wCP6YfYGkzYQCCxp0VZwSbbvEQ@mail.gmail.com>
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日本語用論学会会員の皆さま
(※ML専用アドレスから配信しておりますので、本メールへの返信はご遠慮ください。)

氏家洋子先生(北京日本学研究センター)より、「 第18回
対照言語行動学研究会」のご案内を頂きましたので、会員の皆さまにお知らせ致します。なお、重複してお受け取りの場合は、何卒ご容赦下さい。

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第18回 対照言語行動学研究会 (JACSLA) ご案内 [研究発表のお知らせ] 7月13日(土)

本研究会では第18回研究会を下記の通り開催します。下記のようなテーマのもと、ご講演2件に加え、言語に関する諸分野の研究交流の場となるよう企画した研究発表(口頭・ポスター)もご覧のように決まりました。例年どおり講師と参加者全員での討議の時間も設けております。奮ってご参加ください。

テーマ: 言語行動における認識と理解:聞き手はどう理解/共感するか

「言葉」は基本的に「言語行動」という具体的事実として在る。「発話」は特定の場面での特定の主体(話し手)による表現、また、聞き手の理解として成立する。今回は話し手が認識内容を、この場面で特定の意識状態の下に発話し、それを聞き手がどう理解するか、までの総体を考察の対象とする。言語表現は「客体化された(詞的)表現」と、話し手の意識状態を直接的に示す「主体的/主観的(辞的)表現」に分けられる。後者は「心の声」とも呼ばれ、周辺言語や非言語表現とつながるもので、言語の違いを超えて出現し発達して来た歴史を持つ。現在、解明の急がれる聞き手の理解/共感について考える上で見逃せない出発点である。今回の討議では日本語の場合の考察を通して、言語一般に共通する普遍的な問題に迫ることにしたい。

[日時] 2019年7月13日(土)13:00?17:30 [12:20:開場・受付開始]
(懇親会:18:00?19:30)

[会場] 青山学院大学14号館(総研ビル)9階第16会議室〈予定〉

http://www.aoyama.ac.jp/outline/campus/aoyama.html

https://www.aoyama.ac.jp/wp-content/uploads/2018/03/access_aoyama.pdf


[内容]

研究発表( 計90分)

(口頭発表)

・山本裕子氏(愛知淑徳大学)
「中国人日本語学習者の共感的言語行動?日本語母語話者との会話データから比較して−」

・馬莎氏(北京外国語大学北京日本学研究センター 修士課程)
「時間副詞の情意性」


(ポスター発表)

・木野緑氏(早稲田大学日本語教育研究センター)
「発話促進と共感を得る聞き手の応答?『定式化』発話に注目して?」

・山本綾氏(昭和女子大学国際学部 )
「英語母語話者と日本人英語学習者による理解の表明―“I know”か“I understand”か―」

・山口真紀氏・野原佳代子氏(東京工業大学 博士後期課程・教員)
「母語で読む古典と現代日本語で読む古典の解釈の違い―外国人研究者による古典文読解法選択の背景―」

・池田來未氏(お茶の水女子大学人間文化創成科学研究科 博士後期課程)
「複合動詞「?アゲル」の史的変遷―〈完遂〉用法の獲得に着目して―」

・呉慶霞氏(早稲田大学文学研究科 博士後期課程)
「とりたて副詞「ただ」の意味用法―中国語の“只(是)”との比較対照―」

休憩10分

講演(1) 石黒圭講師(国立国語研究所)

「中国語母語話者のフィラー使用はどう変わっていくか
―日本語会話における話し手の思考の言語化と聞き手への影響―」(45分)

学習者の日本語は、話している言葉は日本語なのに、間に入るフィラーは母語になりやすく、それが日本人の耳に障ることがある。そこで、本講演では、中国人日本語学習者を対象に、フィラーが学習経験とともにどのように変容するか、その実態を明らかにし、日本語教育の指導に生かす方法を考える。


講演(2) 佐良木昌講師(明治大学研究・知財戦略機構/NPO言語研究アソシエーション)

「言語過程説における場面論―拓かれ開かれる場面―」 (45分)

時枝誠記の言語過程説における場面とは、話手と聴手とが、ともに言語的表現行為を為す場所であり、そこに拓かれ開かれる表現世界なのである。時枝場面論について、その確立過程を追跡しつつ意義と限界とを論じる。

休憩15分

全体討議(55分)

[参加費(資料代を含む)] 1,000円(学生500円)、
[懇親会費 4,000円(学生3,000円)〈予定〉]

[定員]
50名(定員になり次第、締め切ります。例年、キャンセル待ちとなるのでご注意ください。)

[参加申し込み方法]
ご氏名、所属(学生の場合は学年を明記)、専門領域、連絡先(メール)、本情報の入手元、懇親会へのご出欠の6点について、竹内直也・名塩征史[
take1234@basil.ocn.ne.jp; naspen25@gmail.com] 両名宛てにお送りください。

◆ご注意:?出席申込メール受信後、受信通知を1週間以内に送信します。これが届かない場合は、メール事故などの可能性があるため、お手数ですが再度お申込みください。?懇親会への参加を希望された方で、当日欠席される場合には、懇親会手配の都合上、2日前までに必ずご連絡ください。


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世話役:秋元美晴・志賀里美・山田昌裕(恵泉女学園大)・氏家洋子(北京日本学研究センター)・高橋圭子(フリーランス)・竹内直也(相模女子大)・名塩征史(広島大)・野原佳代子(東工大)・山本史歩子(青山学院大)



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