Date: Tue, 21 Jan 2020 13:29:29 +0900 From: 尾谷昌則 <masa.odani@gmail.com> Subject: [PSJ-News:00537] 「第3回 ベネファクティブとポライトネス研究集会」のご案内 To: psj-news <psj-news@pragmatics.gr.jp> Message-Id: <CAGLeuObnuAoLrz945j45ecM1UqD0iEVjOFW3T3x6BkUUMXaBXg@mail.gmail.com> X-Mail-Count: 00537【MLのエラーがあったため、再送致します】 -------------------------------------------- 日本語用論学会会員の皆さま (※ML専用アドレスから配信しておりますので、本メールへの返信はご遠慮ください。) 滝浦真人先生(放送大学)より、「ベネファクティブとポライトネス研究会」による「第3回 ベネファクティブとポライトネス研究集会」のご案内を頂きましたので、会員の皆さまにお知らせ致します。 なお、重複してお受け取りの場合は、何卒ご容赦下さい。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ またまたベネファクティブとポライトネスを 考えさせていただいてもよろしかったでしょうか?(仮) [正式名称: 第3回 ベネファクティブとポライトネス研究集会] 主催: 毎年考えさせていただこう会(共催: 滝浦科研、椎名科研) [正式名称: ベネファクティブとポライトネス研究会@法政大学文学部・椎名美智研究室] 日時: 2020年2月29日(土) 13:00〜17:35 場所: 法政大学市ヶ谷キャンパス 富士見ゲート G201教室 https://www.hoseikyoiku.jp/facilities/fujimigate.html 会場案内図 https://bit.ly/2T6vI1D 法政大学@Googlemap プログラム (敬称略、持ち時間はすべて質疑コミです) 13:00?13:10 [挨拶・紹介・司会](10) 塩田雄大(NHK文研) 13:10?14:10 ?[講演](60) 中西太郎(跡見学園女子大) 「言語行動の多様性 ―配慮の言語行動を中心に―」 言語行動の多様性については、未解明の部分が多い。例えば、断る時にすぐその場で断るか、一旦保留するか。どのような地域/どのような属性の人が、どのような言語行動をするのか。様々な配慮の言語行動について、多角的な観点で明らかにする。 14:10?14:25 ?[解題](15) 滝浦真人(放送大) 「言語行為の対照語用論と方言学」 日本語の地理的変異について、語彙、文法、と攻めてきた方言学は、ついに語用論の領野を視界に収めるに至った。とりわけ、小林学派の提唱する「言語的発想法」は、東アジア諸言語との対照語用論を考える際にも実効性ある尺度となる。語用論と方言学のマリアージュをめぐる解題。 14:25?15:10 ?[発表](45) 椎名美智(法政大)・滝浦真人(放送大) 「薄幸のベネファクティブ「テサシアゲル」のストーリー: 敬意漸減と敬意のナルシシズム」 「さしあげる」という言葉を知らない人はいなくても、使ったり聞いたりした人は記憶は多くないはず。ヤル系2つめの敬語形として誕生したのにパッとしない「さしあげる」の補助動詞用法に注目し、そうなってしまった仕組みをつぶさに観察・検討して見えてきたものは・・・敬意漸減のフォースと日本語敬語の行く末だった?! 15:10?15:30 〈休憩〉(20) 15:30?16:00 ?[発表](30) 滝島雅子(NHK文研) 「あげる」はどこまで「やる」を美化できるのか ―本動詞「あげる」の美化語化に関する調査から―」 「ペットにえさをあげる」と言う人が増えている。従来、このような「あげる」の使い方は、「敬語の誤用」とされてきた。しかし、こうした「あげる」は、もはや「誤用」とは言えないほど勢力を拡大しつつある。最新の調査結果から、「あげる」の美化語化の進行状況を報告する。 16:00?16:30 ?[発表](30) 塩田雄大(NHK文研) 「させていただく”の現在地(続)―要するに「西高東低」はあるのかないのか―」 「させていただく」の使用をめぐる地域差の実態報告に関して、前回の発表ではその研究の可能性・今後の伸びしろを指摘する程度にとどまっていた。今回も「食べログ」での記述様相を取り上げ、「させていただく」研究をもう半歩進めるための話題を提供したい。 16:30?17:30 ?[講演](60) 井上史雄(東京外語大・明海大名誉教授) 「敬語と「ていただく」の歴史社会言語学」 「ていただく」の増加傾向を千年以上にわたる日本語敬語変化の中に位置付ける。地域差からいうと関西方言で発達し、階層差からいうと接客系の職種が普及に一役買った。標準語・共通語の担い手とは違う。 17:30?17:35 閉会 ★連絡事項がありますので、参加ご希望の方はメールをお願いします! benefactive.politeness@gmail.com ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼ 本メールへの返信はご遠慮ください。(ML配信専用アドレスです) 当学会へのお問い合わせは、下記のアドレスにお願いします。 ▼ DO NOT REPLY to this e-mail. If you have any questions, please e-mail us at "webmaster -at- pragmatics.gr.jp" ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼問い合わせ先 会員管理室: psj -at- outreach.jp 学会事務局: secretary -at- pragmatics.gr.jp 広報委員会: webmaster -at- pragmatics.gr.jp ML配信依頼: webmaster -at- pragmatics.gr.jp ―――――――――――――――――――――――――――――― ▼登録情報の変更 住所・連絡先・会員ステータスの変更は、「会員専用ページ」 にログインしてから、ご自身でお願いします。 https://science-cloud.com/psj/mypage/ ―――――――――――――――――――――――――――――― ▼ 日本語用論学会公式ホームページ http://pragmatics.gr.jp/ ―――――――――――――――――――――――――――――― ▼『語用論研究』(SIP) バックナンバー http://pragmatics.gr.jp/journal/backnumbers/ ―――――――――――――――――――――――――――――― ▼「NEWSLETTER」バックナンバー http://pragmatics.gr.jp/archive/newsletter.html ―――――――――――――――――――――――――――――― ▼PSJ 広報用Twitterアカウント https://twitter.com/psjoffice ――――――――――――――――――――――――――――――537_2.html (attatchment)(tag is disabled)