Date: Tue, 21 Jan 2020 22:16:06 +0900 From: 尾谷昌則 <masa.odani@gmail.com> Subject: [PSJ-News:00538] JASS講習会「研究成果を国際的に発信するためのTips:文法研究・敬語研究・会話分析」のご案内 To: psj-news <psj-news@pragmatics.gr.jp> Message-Id: <CAGLeuOZL4hU=fWa7BmpZ9DQAH9tNW1UwF=EpztUHRcC5Py-2Dg@mail.gmail.com> X-Mail-Count: 00538日本語用論学会会員の皆さま (※ML専用アドレスから配信しておりますので、本メールへの返信はご遠慮ください。) 堀内ふみ野先生(大東文化大学)より、社会言語科学会事業委員会主催講習会 「研究成果を国際的に発信するためのTips:文法研究・敬語研究・会話分析」のご案内を頂きましたので、会員の皆さまにお知らせ致します。 なお、重複してお受け取りの場合は、何卒ご容赦下さい。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 社会言語科学会事業委員会主催講習会 「研究成果を国際的に発信するためのTips:文法研究・敬語研究・会話分析」 ======================================================= 日時:2020年3月16日(月)13:00-17:30 開催場所:東洋大学白山キャンパス10号館 A201, A202, A203, A205教室 ====================================================== 概要 ---- 社会言語科学、特に日本語を対象とした言語研究の成果を国際的に発信する際 には、例えば日本語特有の文法構造や言語形式、談話標識などをいかにして英 語で伝えるかが問題となります。本講習会では、文法研究・敬語研究・会話分 析の3コースを設け、コースごとにそれぞれの研究領域における成果を英語で 発信するためのTipsを集中的かつ実践的に学んでいただきます。各領域で研究 成果を国際的に発信されてきた先生方を講師としてお招きし、論文を読んだり 研究発表を聞いたりするだけでは学ぶことの難しいコツやヒントを教えていた だきます。 ====================================================== おおまかなスケジュール ---------------------- 12:30- 受付 13:00-13:05 全体: 趣旨説明 13:05-13:10 各コースの部屋へ移動 13:10-14:40 各コース: 講義(各講師) 14:40-15:00 休憩 15:00-16:30 各コース: 実習(各講師+事業委員) 16:30-16:50 休憩 16:50-17:30 全体: 総評(事業委員+全講師) ===================================================== 各コースの内容 -------------- 【コース1:文法研究】 本コースでは、日本語の具体的な文法事例を取り上げ、分かり易く英語で伝え るための工夫を考えます。例えば、国際的に著名な出版社からの刊行論文など を参照し、具体的なグロス付けを比較検討することも選択肢の一つです。英語 での発信を前提とする場合には、対照言語学的な予備知識が必要となりますし、 文法現象によっては通言語的な知見や通時的な視点も有益です。文法研究は総 合格闘技と言えるかもしれません。本コースでは、講師が持参するデータベー スを用いる作業も予定しています。時間が許すならば、国際学会に採択済の英 文要旨から、例文提示、構成、表現も学びたいと思います。 【コース2:敬語研究】 本コースでは、(日本語の)敬語に関する研究を、この先、英語で発信してい く際にポイントとなりそうな点を取り上げます。1)日本語や(日本語の)敬語 に興味のない人にも関心を持ってもらえるような問い設定のしかた、2)敬語使 用が示す多層なコンテクストや敬語周辺の事柄を解きほぐしつつ、面白みを失 わない説明のしかた、3)語用論や社会言語学の英語文献では「敬語」といえば 圧倒的に「ポライトネス理論」との関わりで論じられてきたが、他にも関連が 強いと思われる社会言語学/言語人類学の諸概念や他言語の敬語研究の確認及 び援用の可能性、を見ていきます。 【コース3:会話分析】 本コースでは、日本語の自然会話をデータとした会話分析研究を国際学会にお ける発表や英語論文として国際的に発信するために必要なスキルを紹介します。 具体的には、1)着目する日本語会話現象を、非日本語話者に分かってもらえる ように提示する方法、2)日本語会話データをグロスづけ、英訳する際のコツ、 3)「他言語との比較」という視点の取扱い注意点、の3点を軸に進めます。な お、本コースは、Gail Jeffersonが開発した方法に準拠して転記した自然会話 をデータとして取り扱うことを想定しています。これと大幅に異なる方法で転 記したデータには応用が難しい場合もありえます。 ====================================================== 講師(敬称略) ------------- ・コース別講義・実習担当 文法研究:柴?礼士郎(明治大学)+実習補助:事業委員1〜2名 敬語研究:武黒麻紀子(早稲田大学)+実習補助:事業委員1〜2名 会話分析:早野薫(日本女子大学)+実習補助:事業委員1〜2名 ====================================================== 募集人員 -------- 各コース12名、計36名 ====================================================== 参加費 ------ 会員(一般): 2,000円 会員(学生): 1,000円 非会員(一般): 3,000円 非会員(学生): 2,000円 ======================================================== 申し込み方法 ------ 参加を希望される方は、2020年3月1日(日)までに以下のページからお申し込みください。 https://forms.gle/MALkjBdVBnfvaVdR6 ※お申し込みいただいた後、社会言語科学会事業委員会(jass.seminar@gmail.com)より メールにて参加承認のご連絡をいたします。定員に達した場合はご参加をお断りする ことがありますので、予めご了承ください。 ※参加承認メールにて、参加費の支払方法(銀行振込)をお知らせいたします。メール に記載された期日までにお支払いをお願いいたします。 ※講義と実習に参加することを条件とします。プログラムの一部のみの受講はできません。 ※各コースが定員に達した場合は、社会言語科学会のホームページおよびメーリング リスト等でお知らせいたします。 ※申し込みの際に「領収書」をご希望いただいた方には、講習会当日にお渡しいたします。 ※ご不明な点がありましたら、社会言語科学会事業委員会(jass.seminar@gmail.com)宛に お問い合わせください。 ================================================== 講習会に持参して頂くもの ------------------------ 1. ノートパソコン 2.気になるデータなど、実習で取り上げてほしいデータがあれば、事前にお 送りください。時間が許す範囲で取り上げます。 なお、【コース3:会話分析】の参加者は、関心がある現象を含む会話データ の断片を、トランスクリプト10行分程度にしぼり、以下のリンク(千葉大学 西阪仰先生のウェブサイトです)で紹介されている方法に沿って転記したもの を事前にご提出ください。 http://www.augnishizaka.com/transsym.htm データの提出方法は、参加承認後に連絡いたします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼ 本メールへの返信はご遠慮ください。(ML配信専用アドレスです) 当学会へのお問い合わせは、下記のアドレスにお願いします。 ▼ DO NOT REPLY to this e-mail. If you have any questions, please e-mail us at "webmaster -at- pragmatics.gr.jp" ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼問い合わせ先 会員管理室: psj -at- outreach.jp 学会事務局: secretary -at- pragmatics.gr.jp 広報委員会: webmaster -at- pragmatics.gr.jp ML配信依頼: webmaster -at- pragmatics.gr.jp ―――――――――――――――――――――――――――――― ▼登録情報の変更 住所・連絡先・会員ステータスの変更は、「会員専用ページ」 にログインしてから、ご自身でお願いします。 https://science-cloud.com/psj/mypage/ ―――――――――――――――――――――――――――――― ▼ 日本語用論学会公式ホームページ http://pragmatics.gr.jp/ ―――――――――――――――――――――――――――――― ▼『語用論研究』(SIP) バックナンバー http://pragmatics.gr.jp/journal/backnumbers/ ―――――――――――――――――――――――――――――― ▼「NEWSLETTER」バックナンバー http://pragmatics.gr.jp/archive/newsletter.html ―――――――――――――――――――――――――――――― ▼PSJ 広報用Twitterアカウント https://twitter.com/psjoffice ――――――――――――――――――――――――――――――538_2.html (attatchment)(tag is disabled)