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Date: Sat, 27 Nov 2021 05:05:48 +0000
From: YAGIHASHI Hirotoshi <yagihashi@ks.kyorin-u.ac.jp>
Subject: [PSJ-News:00691] 2021年度ひと・ことばフォーラムオンライン研究会「言語的コンプレックス」のご案内
To: psj-news <psj-news@pragmatics.gr.jp>
Message-Id: <TY2PR02MB382176556C0563938766C125E9649@TY2PR02MB3821.apcprd02.prod.outlook.com>
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日本語用論学会会員の皆さま
(※ML専用アドレスから配信しておりますので、本メールへの返信はご遠慮ください。)

佐藤恵先生(獨協大学)より、「ひと・ことばフォーラムオンライン研究会『言語的コンプレックス』」のご案内を頂きましたので、会員の皆さまにお知らせ致します。
なお、重複してお受け取りの場合は、何卒ご容赦下さい。

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日本語用論学会の皆様

次回研究会についてご案内します。
2020年度より、新型コロナウィルス感染症拡大の状況を踏まえ、オンラインの年3回連続研究会を開催しています。2020年度の「マイノリティ言語を生きる」に続き、2021年度は「言語的コンプレックス」をテーマに下記のように開催いたします。コンプレックスという言葉は、日本語では劣等感、劣っていることに関する複雑な思い、inferiority complexの意味で使われますが、英語のcomplexはより広い概念、複雑性、複相性をもととする概念です。グローバル化が進んだポストモダンな世界を考える最近の論考では、diversity、complexity、fluidityなどがキーワードですが、言語の劣等意識、言語に関わる複雑さの両義に絡めると、実は相互に関連している概念だというのが見えてきます。「言語コンプレックス」ではなく、「言語的コンプレックス」というテーマから立ち現れる言語に関する視界の拡がりを期待します。

第33回(2021年度第1回)移動とメディアの言語的コンプレックス 6月26日(土)
第34回(2021年度第2回)方言とメディアの言語的コンプレックス 10月30日(土)
第35回(2021年度第3回)言語史と言語的コンプレックス 1月22日(土)

2021年度第3回目(通算第35回)は、高田博行氏(学習院大学教授、ドイツ語史)、田中牧郎氏(明治大学教授、日本語史)、堀田隆一氏(慶應義塾大学教授、英語史)をお迎えし、三氏が提唱される「対照言語史」(contrastive language history)という視点から、劣等コンプレックスに端を発した語彙の拡充の尽力をトピックにして通言語(史)的にお話しいただきます。自らの母語の語彙力に関して知識人が抱いた劣等コンプレックスが各言語史を進展させていった、そのプロセスのなかで、三つの言語史にはどのような共通点と相違点が見られるのでしょうか。全体ディスカッションでは、言語的コンプレックスの克服のされ方等について議論し、ことばとアイデンティティをめぐって考えていければと思います。

総合タイトル:言語史と言語的コンプレックス−「対照言語史」の視点から

高田博行:哲学者ライプニッツによる語彙拡充の提案(仮)
田中牧郎:明治知識人による語彙拡充の工夫(仮)
堀田隆一:初期近代英語期における語彙拡充の試み(仮)
☆開催日時:2022年1月22日(土)10:00〜12:00
☆会場:ZOOM上で実施

☆プログラム(敬称略):
10:00-10:05 趣旨説明:三宅和子(東洋大学)
10:05-10:30 話題提供者:高田博行(学習院大学教授)
10:30-10:55 話題提供者:田中牧郎(明治大学教授)
10:55-11:20 話題提供者:堀田隆一(慶應義塾大学教授)
11:20-11:25 休憩(10分)
11:25-11:55  全体ディスカッション(25分)
11:55-12:00 閉会・連絡

-----(以下希望者のみ自由参加)
12:15-13:00 ランチタイム懇談会

学期末のご多忙の時期とは存じますが、多くの方にご参加いただければ幸いです。オンライン開催の都合上、ご参加を希望される方は2022年1月19日(水)までに下記フォームよりお申し込みください。多くの方々のご参加をお待ち申し上げております。

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdG1jComPjuzKg3ovHq0LNQOKdughLIhglEMtM6uA8wxReKZA/viewform?usp=sf_link

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