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Date: Sat, 27 Nov 2021 05:07:02 +0000
From: YAGIHASHI Hirotoshi <yagihashi@ks.kyorin-u.ac.jp>
Subject: [PSJ-News:00692] 名古屋大学大学院人文学研究科・オンライン講演会のご案内
To: psj-news <psj-news@pragmatics.gr.jp>
Message-Id: <TY2PR02MB382145C76E416CFCA5F06207E9649@TY2PR02MB3821.apcprd02.prod.outlook.com>
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日本語用論学会会員の皆さま
(※ML専用アドレスから配信しておりますので、本メールへの返信はご遠慮ください。)

堀江薫先生(名古屋大学)より、「名古屋大学大学院人文学研究科・オンライン講演会」のご案内を頂きましたので、会員の皆さまにお知らせ致します。
なお、重複してお受け取りの場合は、何卒ご容赦下さい。

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日本語用論学会のみなさま(重複して受け取られた場合ご容赦ください)

名古屋大学大学院人文学研究科では、以下の日程で2件のオンライン講演会を開催いたします。いずれもご参加は無料です。もし登録者が上限に達した場合は、先着順とさせていただきます。皆様奮ってご参加ください。

秋田喜美・堀江薫(名古屋大学)
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【第21回名古屋大学大学院人文学研究科言語学分野公開講演会】

日時:2021年12月5日(日)午前10時00分〜12時00分(質疑を含む)
講師:柴谷方良先生(神戸大学名誉教授・ライス大学名誉教授)
題目:「動的機能類型論の試み」
要旨:「機能類型論」は、文法形式と機能との対応関係ならびにマーキングパターンについての一般性の導出を可能にするが、共時的な記述文法と同じく、マーキングパターンの解釈・理解、つまりその成立過程や動機については明らかにしてくれない。
 本講演では、まず奄美琉球語の体言化(nominalization)現象を例に、マーキングパターンの解釈・理解には通時的観点の導入が必要であるとの認識に立って、マーキングの多様性を産みだす史的展開は、「話し手のエコノミー」・「聞き手のエコノミー」という競合関係にある原理によって動機付けられているとする、ダイナミックな類型論の必要性を説く。
 次に、提唱された「動的機能類型論」の観点は、一言語内の史的発達ばかりでなく、空間軸に沿った通言語(crosslinguistic)データの取り扱いにおいても有効であることを、類別詞((numeral) classifier)ならびに文法性(grammatical gender)を取り上げて示す。その過程において、類別詞・文法性の現行の取り扱いの問題点・限界を見極めたうえで、これらは共に分類を伴う体言化現象に他ならないという主張を展開し、これらと従来の分類を行わない体言化を包括的に捉える体言化のタイポロジーを提示する。 

場所:Zoom
参加登録:以下よりご登録ください。開催日前日までに参加方法をメールにてお知らせいたします。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSd8_YIa7IkrGAW-r9_BooZOMgOWpZBZhmTnWF5kWwOKXDrnyA/viewform?usp=sf_link
お問い合わせ:堀江薫 <horie.kaoru AT c.mbox.nagoya-u.ac.jp>

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【第22回名古屋大学大学院人文学研究科言語学・英語学分野公開講演会】

日時:2021年12月6日(月)午後1時00分〜2時30分(質疑を含む)
講師:川原繁人先生(慶應義塾大学)
題目:「コロナ禍で言語学と向き合う」
要旨:私は長い間「自分の専門である言語学は外部の人からは何をやっているのか理解されないし、社会的実利も産まない」と悩んでいました。しかし、コロナ禍によって言語学の新たな可能性が浮かび上がってきたのです。講演の前半部では、コロナ禍において言語学が直接的に世の中の役に立った実例についてお話をさせて頂き、後半部では、プリキュアやポケモンの名付け研究などコロナ禍で行ってきた楽しい研究の話をしたいと思います。

場所:Zoom
参加登録:以下よりご登録ください。開催日前日までに参加方法をメールにてお知らせいたします。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSf1aM1lMyPTkuZ23g7kxaiKWDfa7ItnfNij0po1nfao26xNzg/viewform
お問い合わせ:秋田喜美 <akita.kimi AT nagoya-u.ac.jp>

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後援:令和3年度名古屋大学大学院人文学研究科研究プロジェクト経費
「若手言語研究者育成のためのオンライン講義・チュートリアル実施プロジェクト」
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宜しくお願いいたします。

堀江薫・秋田喜美
名古屋大学大学院人文学研究科

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