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Date: Thu, 1 Sep 2022 06:02:31 +0000
From: YAGIHASHI Hirotoshi <yagihashi@ks.kyorin-u.ac.jp>
Subject: [PSJ-News:00773] 第20回記念大会 対照言語行動学研究会(JACSLA20)のご案内
To: psj-news <psj-news@pragmatics.gr.jp>
Message-Id: <TY2PR02MB3821AAB026710A60EF9EE8CAE97B9@TY2PR02MB3821.apcprd02.prod.outlook.com>
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日本語用論学会会員の皆さま
(※ML専用アドレスから配信しておりますので、本メールへの返信はご遠慮ください。)

氏家洋子先生(北京日本学研究センター)より、「対照言語行動学研究会(JACSLA) 第20回記念大会」のご案内を頂きましたので、会員の皆さまにお知らせ致します。
なお、重複してお受け取りの場合は、何卒ご容赦下さい。

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対照言語行動学研究会(JACSLA) 第20回記念大会 ご案内 (研究発表者決定)

本研究会では第20回を記念する研究会を下記の通り開催します。一般研究発表、続いて、[話者の意図、情意]を明らかにすることを目指すシンポジウム、最後に例年どおり講師と参加者全員で討議を行います。研究発表は多数のご応募の中から下記のように決定しました。今年も言語に関する諸分野の皆さまとの研究交流を楽しみにしております。ぜひ奮ってご参加ください。

テーマ:いわゆる強調の「が」について考える

言語使用者が情報伝達をする上で、なぜそこにその語を用いたのか、その語が特に文の構造に関わらない語であれば、言語使用者の意図、情意を問うことになる。

今回のシンポジウムにおいては、日本語文法において格助詞に分類される「が」に焦点を当てる。この助詞は、動詞文においては「格」の論理で文の構造に関わるが、形容詞文、名詞文においては「格」の論理を超えた関わり方をしている。このような点からすると、「が」は他の格助詞とは一線を画すると言える。また「が」は、主語表示という機能を持つとされるが、主語とは言えない文の成分に下接する場合も散見される。

中央語における「が」の歴史的変化、方言における「が」の振る舞い、現代標準語における「が」の振る舞い、これらを踏まえた上で、言語使用者の情意(いわゆる強調)という観点も含めて、総合的に助詞「が」についての理解を深めたいと考える。

[日時]10月8日(土)  13:00〜17:40

[会場]神奈川大学みなとみらいキャパス(みなとみらい線「新高島駅」下車徒歩約4分)

   https://www.kanagawa-u.ac.jp/access/minatomirai/

[対面形式で開催](今後の社会状況次第でオンライン形式に変更する可能性があります)

[内容]

●研究発表

1.石出靖雄氏(明治大学)主題がないように見える文の様相―新聞社説を中心に― 

2.尚 暁歓氏(筑波大学大学院博士課程)「まともに」の意味と用法、及びその副詞的表現における位置づけ 

3.氏家啓吾氏(東京大学大学院博士課程)「時間が時間だから」構文の意味と使用 

●シンポジウム

1.山田昌裕氏(神奈川大学)助詞「が」の変容―連体用法から連用用法へ―

2.原田走一郎氏(長崎大学)

方言に見るいわゆる強調の「が」―長崎県藪路木島方言を中心に―

3.菊地康人氏(国学院大学)「が」の「とりたて助詞」的性格

●全体討議

 

[参加費(資料代を含む) ]500円

[定員]100名(定員になり次第、締め切ります)

[参加申込]下記の受付期間中に参加申込をお願いします。

 <受付期間> 9月15日(木) 10:00 ? 10月6日(木) 17:00

  <申込フォーム> https://forms.gle/ovhFJmuSdBxhXZXa6

 以上、ご案内申し上げます。ご関心をお持ちの方への本メールの転送歓迎、どうぞよろしくお願いします。

対照言語行動学研究会HP:https://www.jacsla.net

世話役:秋元美晴・志賀里美 (恵泉女学園大)・氏家洋子(北京日本学研究センター)・竹内直也(相模女子大)・名塩征史(広島大)・野原佳代子(東工大)・★山田昌裕(神奈川大) ★実行委員長

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