日本語用論学会会員の皆さま
(※ML専用アドレスから配信しておりますので、本メールへの返信はご遠慮ください。)
大津隆広先生(九州大学)より、「認知語用論講演会・研究会」のご案内を頂きましたので、会員の皆さまにお知らせ致します。
なお、重複してお受け取りの場合は、何卒ご容赦下さい。
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九州大学大学院言語文化研究院「認知語用論講演会・研究会」のご案内
下記の要領でハイブリッド方式にて「認知語用論講演会・研究会」を開催致しますので、ご案内申し上げます。
日時:令和4年12月10日(土)午後1時30分?6時
開催方式:ハイブリッド開催(会場・ZOOM)
会場:九州大学伊都キャンパス・イースト1号館・会議室 A-239
事前申込は12月8日(木)23:59までにお願い致します。
参加申込みフォーム:
https://forms.gle/Kdn65Ssy1vpvW1wH9
お問合せ 九州大学大学院言語文化研究院 大津隆広(otsu [at] flc.kyushu-u.ac.jp)at→@
プログラム
1:30 p.m.?3:30 p.m.
[講演]
武内道子(神奈川大学名誉教授)「関連性理論における概念的意味と手続的意味の区別 ー その始まりから最先端まで」
コメンテーター 西山佑司(慶應義塾大学名誉教授)
3:45 p.m.?4:15 p.m.
[発表1]
野村明衣(九州大学)「周辺部におけるスペイン語の注意喚起表現」
4:15 p.m.?4:40 p.m.
コメント・質疑応答
4:55 p.m.?5:25 p.m.
[発表2]
後藤リサ(関西外国語大学)「関連性理論と発話のアイロニー ー アイロニー認知へのアクセシビリティの観点から」
5:25 p.m.?5:50 p.m.
コメント・質疑応答
アブストラクト
武内道子(神奈川大学名誉教授)
「関連性理論における概念的意味と手続的意味の区別 ー その始まりから最先端まで」
本講演の目的は過去30余年にわたる「概念的 ー 手続き的意味の区別」に基づいた関連性理論の意味論を検証し、再評価することである。この区別の発展的変遷をたどり、概念的意味と区別される手続き的意味の特質を考える。両者の区別の語彙意味論への意義を議論し、手続き的意味が次第に変化してきたことを踏まえ、この進化の方向は認知的観点から好ましく、今後、手続き的意味タイプの区別への考察が望まれることを主張したい。
野村明衣(九州大学)
「周辺部におけるスペイン語の注意喚起表現」
スペイン語の注意喚起表現には、動詞派生のoye, escucha, miraがある。oye, escuchaは聴覚、miraは視覚による注意喚起を促し、主に発話頭で使用される。しかし、発話末で使用される割合は各形式で異なっており、その機能には差異があると推測される。本発表では、これらの言語形式の聞き手への働きかけの面に注目し、その機能を考察する。
後藤リサ(関西外国語大学)
「関連性理論と発話のアイロニー ー アイロニー認知へのアクセシビリティの観点から」
関連性理論では、アイロニー発話が伝達する乖離的態度は高次表意の復元に関わる重要な役割を担うとするが、乖離的態度が高次表意の復元にいかにして関わっているのかということについては論点とされてこなかったようである。本発表では、例としてサーカズム的プロソディなどの非言語情報や特定の言語情報等のアイロニーの「標識・微候」とされる文脈情報に注目し、発話の明示的な伝達内容との不調和から導かれる乖離的態度のメタ表示を考察する。
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